えっ、住宅のプロのお家でも?
2008年4月某日私の携帯電話1本の電話が入りました。
「及川さん大変なことになっちゃったよ。」
電話の相手は坪100万円からの高級住宅を扱う、建設会社の社長さんでした。
内容を聞いてみると、
「自宅を大リフォームしようとして、内部の壁を全部取っ払ったんだけど、
雨が降ったら、どこから漏れてるか分からないくらい、いろんな箇所から、
雨漏りしててさ。それで及川さんとこに連絡したんだよ。」
翌日、現場に行ってみると鉄骨で組まれた、70坪くらいある3階建ての
大きなお家でした。こんなに立派なお家でも雨漏りするのかと思うくらい、
素晴らしいお家でした。
社長「まさか自分の家が雨漏りしてるとは思わなかったよ(苦笑)」
私「全面的な塗装が必要ですね。クラックと劣化した塗膜からモルタルに
水が吸い込んで雨漏りしています。念のため屋上の防水もしないとダメですね。
後、鉄骨の表面が錆びていますので、ケレンをかけて錆止めも入れておきまし
ょう。」
社長「全部、及川さんに任せるよ。」
私「なんで、社長のところの協力会社の塗装屋に頼まないんですか?」
社長「それはダメだよ!彼らは化粧(綺麗に)するだけだから。リフォームの塗装
は機能が必要になる。こんな状態の私の家でも及川さんなら元に戻してくれる
でしょ。」
私「木造のお家ならアウトでしたね!」
社長「だね。そう考えると不幸中の幸いだよ。メンテナンスの重要性が改めて
分かったし、多分メンテナンスしない家って高い確率で、雨漏りしてるかもね。
私もそうだけど、内壁で目に見えなかったから気付かないし、自分に限ってっ
て思いがちになってしまう。」
こんな会話が続きました。私も今回のことで大分驚かされました。
目に見えない雨漏りの恐さを!大げさではなく実際見て実感したのです。
これが、私のお家のような木造だったら、ぞっとします。
そういえば昨年の11月にもこのような事件が起きました。
塗替えの依頼を受けたのですが、どうもおかしいのです。
大きなクラックが開いている部分の柱が腐っている様子でした。
ですから、お客さんに「もしかしたら柱が腐っているかもしれません。
塗装する前に柱を見て頂いた方が良いと思いますよ。」と言い、
知り合いの大工さんに見てもらうと、「これは手遅れだね」と言われました。
大工さんが言うには「これは今始まったものじゃないよ。相当前から雨漏りし
て水を含んじゃってるよ」と言われ結局柱を丸ごと取り替えることになり莫大
なお金がかかってしまったのです。
一般の方だけでなく、住宅のプロのお家でもこのような事件が起きてしまうの
です。改めて早めのメンテナンスの重要性を知りました。
今回このようなお手紙を書いたのは、塗装とは美観だけではないということ。
私を含めてですが、目に見えないものはなかなか信じられません。ですから、今回、建設会社の社長に許可を取り、その方の恥をさらすこととなりますが、そのことで、皆様に重大なことだと気付いて頂きたいのです。
このような方は、早めの診断をした方が良いと思います。
●クラック(ひび割れ)が目立つ
●塗膜の劣化(色あせ)
●コロニアル屋根(スレート瓦)
●サイディングの目地の割れや痩せている
このような状態の方は、今回お話したようなことが起こる可能性があります。


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